「ここから始める実践マーケティング入門」という書籍を出版している、武井涼子さんと直接コミュニケーションが取れる読書会に参加しました。
主に話題になったことを上げますと、
1)マーケティングでは、企業のブランドと商品の品質のどちらを優先すべきか?
>企業の規模やフェーズにより優先度は変化する。まずは商品の品質ありきであり、そこが担保された後に企業ブランドの確立が必要となる。
2)昔は、マーケティングはセールス+プロモーションであったが、今は、広報+データ分析+プロモーションがマーケティングの中核になってきている。
>マーケティングは仕事の幅が多岐にわたってきている
3)Amazonがリアル書店を作った理由
>感情に響くような体験を行うには、リアルの店舗が必要である事。また顧客にもプロダクトを作り出す事に参加してもらうような「共創する仕組み」があると、それを行った人が感動しSNSを利用し商品のシェアをして広めてくれる。そのための商品や企業の語りやすい話題になるようなストーリーも大切。
4)マーケティングには正しい正解はない
>プロモーションの仕組みや媒体が昔に比べて多岐にわたるようになった為、マーケティングの定石のようなものは存在しない。その時、その商品、その場所を勘案して何が最適化か?を自分たちで考えて導き出す必要がある。そのためにはデータの分析を行えるようになる必要性がある。