googleから無料(2024/6/21時点)で利用できるAIチャットボットサービスである「NotebookLM」がリリースされました。
NoteBookLMとは?
他の生成AIと異なって、PDF、CSV、テキスト、WEBサイトのURLなどを手動入力することで、その対象情報に対して、チャットボット経由で質問して回答をもらうことができるサービスです。
自分が入力したインプットをベースにして回答を貰える為、ハルシネーションをかなり抑えることができるようになっているようです。ただし、アップロードした情報が増えるほど、ハルシネーションが起こる可能性が上がる可能性があるとのこと。
利用用途としては、論文や書籍のテキスト情報などをインプットすることで、その内容に関して質問して回答をまとめてもらうことなどができるので、研究や学習などの利用にはめちゃくちゃ使えそうです。
特にビジネス書や技術書のPDFがあれば、NoteBookLMに読み込ませて、重要なポイントを要約してもらったり、プログラムのコードや数式情報などもチャットボット経由で読み出せたりするというのは便利の一言です。
注意点:入力された情報は学習には使われないようなのですが、WEBサービスである以上、プライベートな情報や企業のセキュアな情報などが何かしら漏れる可能性があるので絶対入力すべきではないので、仕事などの業務利用には使わないのが賢明です。
利用方法
こちらへアクセスして「Try NoteBookLM」をクリック
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以下の画面に遷移するので「新しいノートブック」をクリック
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以下の画面に遷移してポップアップが表示されるので学習させたい情報を選択
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「ウェブページのURL」をクリックした場合、以下のポップアップが出るので、インプットしたURLを入力する。ここでは「wikipediaで葬送のフリーレン」のURLを入力して挿入ボタンをクリック
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しばらくすると、以下のように左側のバーに読み込んだ情報が表示され、中央にノートブックガイドが表示され、下の方にあるチャット入力欄に質問を入れられるようになる。
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チャットにいくつか質問を投げてみると以下のような回答がもらえました。
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wiki上に載っている情報は正しく回答がもらえてましたが、上記の通り、記載されていない情報は正直に記載されてません。という回答をもらえました。
この辺り、ChatGPT、Gemini、Claduなどに質問投げてみると、ハルシネーションが発生して誤った回答が出たりする場合もあるので、その点を解消するサービスと言えそうです。
ただし、入力してない情報は一切何もらえないので、そのあたりは既存の生成AIサービスを利用する必要があります。