Pythonでの開発中、「パッケージのインストールが遅い…」「環境構築が面倒くさい…」と感じたことはありませんか?

そんな悩みを過去のものにするのが、現在Pythonコミュニティでデファクトスタンダードになりつつある超高速パッケージマネージャー「uv」です。

この記事では、uvの基本的な概要からインストール方法、そしてモダンなPythonプロジェクトの始め方までを分かりやすく解説します。

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uv(ユーブイ)とは?

uvは、Pythonの高速なLinter/Formatterとして有名な「Ruff」を開発したAstral社によって作られたツールです。プログラミング言語Rustで書かれており、従来のpipPoetryと比較して圧倒的な処理速度を誇ります。

uvの3つの大きな特徴:

  • とにかく爆速: pipの10〜100倍の速度でパッケージを解決・インストールします。
  • これ一つで完結: パッケージ管理だけでなく、Python自体のバージョン管理や仮想環境の作成・実行まで、すべてuvコマンド単体で行えます。
  • 互換性が高い: 従来のrequirements.txtpipコマンドのインターフェースもサポートしているため、移行が簡単です。

uvのインストール方法とパスの設定

uvのインストールは非常にシンプルです。お使いのOSに合わせて、ターミナル(またはコマンドプロンプト)で以下の手順を実行してください。

Mac / Linux の場合

まずは、以下のインストール用コマンドを実行します。

インストールが完了したら、ターミナル上で uv コマンドを認識させるために「パス(PATH)を通す」作業を行います。お使いのシェル(ターミナルの種類)に合わせて、以下のコマンドを実行してください。

macOSで標準の zsh をお使いの場合:

Linux等で bash をお使いの場合:

Windows の場合

PowerShellを開き、以下のコマンドを実行します。

インストールの確認

設定が終わったら、以下のコマンドを実行してバージョンが表示されればインストールとパスの設定は成功です!

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uvを使ったモダンな開発ワークフロー

以前は「python -m venvで仮想環境を作って、有効化して、pip installして…」という手順が必要でしたが、uvを使えばもっと直感的です。

ここでは、ゼロから新しいプロジェクトを立ち上げる手順を解説します。

1. プロジェクトの作成

まずはプロジェクトのディレクトリを作成し、初期化します。

このコマンドを実行すると、ディレクトリ内に pyproject.toml(設定ファイル)や hello.py などの雛形が自動で作成されます。

2. パッケージの追加(インストール)

外部ライブラリ(例:requests)をインストールしたい場合は、uv addを使います。

このコマンドを実行すると、以下の処理が一瞬で自動的に行われます。

  • プロジェクト用の仮想環境(.venv)の作成
  • requestsパッケージのダウンロードとインストール
  • pyproject.tomluv.lock への依存関係の追記

3. プロジェクトの実行

スクリプトを実行する際は、仮想環境を手動で有効化(activate)する必要はありません。uv runを使うだけです。

uv runは、「このプロジェクト専用の仮想環境」を自動的に認識し、その環境下で安全にPythonスクリプトを実行してくれます。

他のツールとの比較まとめ

「今までのツールと何が違うの?」と疑問に思う方のために、簡単な比較表を作成しました。

機能uvpip + venvPoetry
処理速度非常に速い(爆速)普通やや遅い
Pythonのインストール可能(uv python install不可不可
手動での仮想環境の有効化不要(uv runでOK)必要不要(poetry run
依存関係の厳密な管理(Lock)対応(uv.lock非対応対応(poetry.lock

今から新しくPythonプロジェクトを始めるなら、速度・機能の面からuv一択と言っても過言ではありません。

おわりに

この記事では、超高速ツールuvのインストールから基本的な使い方までを解説しました。一度この爆速体験を味わうと、もう元の環境には戻れなくなるはずです。

ぜひ、次の週末の個人的なプロジェクトや、日々のスクリプト作成にuvを導入してみてください!


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