Stripeでの決済実装やWebhookのテストにおいて、Stripe CLI は必須級のツールです。
ローカル環境でWebhookイベントを受信したり、APIリクエストをトリガーしたりと、開発効率が劇的に向上します。
この記事では、各OSごとのインストール手順と、最初のセットアップ方法(ログイン)をまとめました。
1. インストール手順
macOS (Homebrew)
Macユーザーであれば、Homebrewを使うのが最も簡単で管理しやすい方法です。
brew install stripe/stripe-cli/stripe
Windows
Scoopを使用する場合(推奨)
パッケージマネージャーのScoopを使用すると、パスの設定なども自動で行われるため便利です。
scoop bucket add stripe https://github.com/stripe/scoop-stripe-cli.git scoop install stripe
Linux (Ubuntu / Debian)
公式のaptリポジトリを追加してインストールします。
# GPGキーの追加 curl -s https://packages.stripe.dev/api/security/keypair/stripe-cli-gpg/public | gpg --dearmor | sudo tee /usr/share/keyrings/stripe.gpg # リストへの追加 echo "deb [signed-by=/usr/share/keyrings/stripe.gpg] https://packages.stripe.dev/stripe-cli-debian-local stable main" | sudo tee -a /etc/apt/sources.list.d/stripe.list # アップデートとインストール sudo apt update sudo apt install stripe
Docker
環境を汚したくない場合や、コンテナ内で完結させたい場合はDockerイメージが利用可能です。
docker run --rm -it stripe/stripe-cli:latest version
2. ログイン(初期設定)
インストールが完了したら、StripeアカウントとCLIを紐付ける必要があります。ターミナルで以下のコマンドを実行してください。
stripe login
実行すると以下のように表示され、Enterキーを押すとブラウザが立ち上がります。
Your pairing code is: enter-pairing-code-here This pairing code verifies your authentication with Stripe. Press Enter to open the browser or visit https://dashboard.stripe.com/stripecli/confirm_auth?t=xxxx... (^C to quit)
ブラウザ上で認証を許可(Allow access)すると、ターミナルに戻り設定が完了します。
Note
有効期限は90日間です。期間が過ぎたら再度 stripe login を行ってください。
3. 動作確認
正しくインストールされたか確認するために、Webhookのローカルリスナーを起動してみましょう。
stripe listen --forward-to localhost:3000/webhook
以下のように Ready! と表示されれば成功です。
> Ready! You are using Stripe API Version [xxxx-xx-xx]. Your webhook signing secret is whsec_...
これで、Stripe上で発生したイベントがローカルサーバー(この例では localhost:3000/webhook)に転送されるようになります。
4. よく使うコマンド集
開発時によく使うコマンドのチートシートです。
| コマンド | 説明 |
stripe login | アカウントへのログイン |
stripe listen | Webhookイベントをローカルへ転送 |
stripe trigger payment_intent.succeeded | 特定のイベント(決済成功など)を強制発火 |
stripe logs tail | APIリクエストのログをリアルタイム表示 |
stripe open | Stripeダッシュボードをブラウザで開く |
まとめ
Stripe CLIを導入することで、特にWebhook周りのデバッグ時間が大幅に短縮されます。まだ導入していない方は、ぜひ開発環境にセットアップしてみてください。



